「注文住宅もいいね。とりあえず今度の週末は住宅展示場を回って話を聞いてみようか」
ちょっと待って、それって危険かもしれません
そのリスクとは何か。
どうすれば自分に合ったハウスメーカーと担当者に出会えるのでしょうか?
そのコツについてお話します。
リスクと展示場の裏側
アポなしで住宅展示場を回るリスク
これはズバリ、性格的に合わない営業や、十分に受け答えをする知識のない新人さんが自分の担当営業になる可能性があることです。
担当者が決まる仕組み
展示場のモデルハウスを見学するときには必ず入口で記名をする必要があります。
この記名をした時点で、そのメーカーのお客様として登録され、
その時にモデルルームを案内してくれた営業マンがあなたの担当者として登録されます。
ちょっと感じ悪いな、なんだかソリが合わなさそうだな、と感じたとしても、担当者はその人に決まってしまい、特別にクレームを入れたり変えてくれと強く言わない限り、担当者を変えることは内部的な問題もあって難しかったりします。
展示場の裏側では
不動産会社も同様ですが、来店客を待つモデルルーム内の事務所の多くはローテーション式になっています。
来店客に対応する順番が決まっていて、順番が回ってきた営業が休憩や打合せなどで対応できない場合は一つ飛ばして次の営業が対応する→その新規客の担当者になれる。という構造です。
裏側では「いいお客さん引いた!」「うわ~うらやましい。打合せが入ってなければ自分のお客さんだったのに!」なんて会話が繰り広げられていたりします。
相性の良い担当と出会うためのコツ
メーカーの担当者との付き合いは設計打ち合わせから竣工までの約1年間だけでなく、アフターフォローや修理などで長く続いていきます。
少しでも自分と合う担当に出会う確率を上げるために、以下の方法を検討してみてください。
知人や付き合っている不動産会社の担当者からの紹介
家庭事情や性格などを理解して応援してくれる友人や、予算感や好みを把握していて業界事情にも明るい不動産会社の担当者であれば、少なくてもあなたと「絶対に合わない」と思われる営業を紹介することはないでしょう。
多くの良心的な仲介業者の営業は、メーカーとの打ち合わせが少しでもスムーズで満足してもらえるものになるように配慮しますし、よい担当者を紹介することが自分の仕事や売り上げに返ってくることをよく分かっています。
さらに仲介会社からの紹介の場合は、もしもどうしても担当者を変えたいとき、紹介元として代わりにハウスメーカーに掛け合ってくれることもあり、精神的な負担も少なく済むでしょう。
事前予約をする
住宅展示場を訪れる前に事前に連絡を入れて予約をすることができます。
その際に家族構成や予算感、現在の検討段階や温度感、好みや担当者への要望などを伝えて、合いそうな担当者をつけてほしいと伝えるだけで、メーカー側も準備をして待ってくれる確率が上がります。
普通そこまでしないので。
フラっと現れてフラっと消えていく一見さんではなく、事前の連絡で要望まで伝えてくれたお客さんは”ちゃんとしたお客様”としてメーカー側も大切にします。
また、家庭に特殊な事情をかかえているのであればそれに対応した経験があったり、同じような家族構成をしていたりと、少しでも合いそうな営業をアサインしようと努力してくれると思います。
その方が成約に繋がる確率も高くなるので、合いそうな担当者をつけることはメーカー側にもメリットがあるのです。
まとめ
・メーカー選びは担当者選びとも言えるほど、担当者は大切。
・展示場を回る前に紹介してくれそうな人に相談してみる。
・どうしても担当者を変えたい場合はちゃんと言うようにしましょう。
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