安く簡単にアカ抜ける「折り上げ天井」のススメ

リフォーム/リノベーション
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友人やお客様宅にお邪魔したときに、入ってすぐに「あ、ステキな家だな」と感じられる家ってありますよね。

アクセントパネルが凝っている、天井が高いなど、要素は色々ありますが、「折り上げ天井」を導入すれば簡単にオシャレな空間を作れるかもしれません。

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折り上げ天井のアレコレ

簡単にアカ抜ける折り上げ天井のススメ
折り上げ天井の例

折り上げ天井とは

通常の平らな天井ではなく、天井の一部が上に折り上がっている天井のことを指します。

実はコンクリートや構造物などの躯体から天井までの間には、電線や配管が通っている数十センチの空間があります。

この空間分、天井を上げてしまおうというのが折り上げ天井です。

メリット

空間に広がりが生まれる折り上げ天井のご紹介
折り上げ天井2

①天井高が高くなる
→空間が広く見える

一般的な天井高は2.3~2.4m程度ですが、折り上げ部分は20cm程度高くなります。

内覧をするときに天井高を意識して物件を見てみると、
10cm20cmの差が体感的な部屋の広さや解放感に与える影響は、想像以上に大きいことが分かると思います。

②立体感、高級感が出る

天井に陰影が生まれることで空間に立体感が生まれるだけでなく、高級感がグッと高まります。

折り上げ天井ってオシャレなショップやホテルでもよく見かけますよね。

③施工費用が安価

折り上げ天井の施工費用は1~3万円/㎡程度と、経済的負担が少ないのも大きなメリットです。

デメリット

①掃除が大変?

まっすぐに折り上げる天井では問題になりませんが、間接照明を設置するためにL型に折り上げる場合は、どうしてもホコリがたまります。

見えない部分なので頻繁に掃除する必要はないと思いますが、高い場所の掃除を手間に感じられる方もいます。

②狭い空間では効果が感じられないかも

寝室であれば広くなくても折り上げ天井の導入によってホテルライクな高級感を生み出すことはできますが、コンパクトなリビング空間では、その形状によっては折り上げ天井による解放感を感じられづらいこともあります。

③戸建てでは上階の天井高をイジメる可能性がある

注文住宅で折り上げ天井を導入する場合は、それ用に天井高を高めに確保する設計にすることがあります。

建築のルールとして、地域ごとに決められた建物の絶対高さ制限があるため、1階を高くすれば2階は低くしないといけなくなることがあります。

近年では睡眠の質を高めるためにあえて寝室の天井高を低くされる方も多いですが、基本的に天井高は上下階で取り合いになるので、総合的な判断が必要です。

施工費用

前述のとおり、折り上げ天井の施工費用の相場は1~3万円/㎡程度と経済的です。

こだわった照明や造作家具などを入れると工事費用が大きく膨れることにもつながりますが、折り上げ天井はその施工費用の安さから、とても費用対効果の高いアイディアだと言えるでしょう。

もっとオシャレにするプラスアルファ

①間接照明の導入

ただ真っすぐに折り上げるだけでなく、写真のように間接照明を設置できるようにすれば、より立体感と高級が生まれます。

特に夜になると間接照明の効果を如実に体感できると思います。

②折り上げ部分の壁紙を変える

折り上げ部分を周囲と同じ壁紙ではなく、1トーン暗くした壁紙にするなどするとより立体感が生まれます。

また、雑誌などで見ることも多いですが、床材と同じ色柄のシートを折り上げた部分の天井に貼ると一気にオシャレ度が増します。

ただしその色が占める割合が一気に増えるためバランスを取るのが難しく、上級者向きです。

まとめ

・折り上げ天井は費用対効果バツグンと言える。

・効果的に導入するには部屋の形状を考慮する必要がある。

・間接照明やアクセントパネルでオシャレ度さらにアップ。

・戸建てでは上階の天井高が低くなる可能性もあるので注意。

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