家の解体・残置物撤去の費用相場

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古くなった家を建て替えるための解体や、古家付きの土地を売却するときに発生しうる解体。

相場は存在するものの、計画初期段階である程度見積もっておかないと、思いのほか高額になって後で困ってしまうこともあります。

この記事を読むと構造別の解体費用の相場感と、工事費用に大きな影響を与える要素が分かるようになります。

▼土地の売却手順についてはこちら▼

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■解体費用の単価相場

建物の解体費用は、使用している建材、建物の構造などによって変動しますが、費用の中で大きなウェイトを占めているのは人件費と廃棄物の処理代です。

東北の復興支援などもあり現場作業員の人件費は高止まりしていますし、廃材処理の規則が年々厳しくなっていることから、処理代も基本的には上昇傾向にあります。

それらを踏まえた2022年現在の関東圏での解体費用の相場は以下の通りです。

・木造
5~7万円/床面積(坪)

・鉄骨造
7~10万円/床面積(坪)

・RC造
10~15万円/床面積(坪)

※人件費や車両維持費、駐車場代などが安い地方では、解体費も少し安くなります。

仮に延床面積100㎡(30.25坪)の木造住宅を解体する場合、解体費用は150万円~210万円程度が見込まれることになります。

土地や道路の状況が工事に影響する場合は、これに費用が追加されていくことになります。

■工事費用が上がる要因

上記の解体単価はあくまで、重機を使ってスムーズに建物だけを解体する場合の相場です。

解体が必要な項目が増えれば別途費用が発生しますし、効率的な工事ができない状況では通常の倍,3倍と日数がかかることから、それだけ人件費や工事車両の使用代が大きく上がることになり、場合によっては予想の2~3倍もの費用がかかることも少なくありません。

●重機、工事車両が入れない

道路が狭い、無接道、階段接道、前面道路の使用許可がない等、工事車両が入れない現場では、重機が使えず『手壊し』になったり、解体ゴミを遠くに停めたトラックまで運ぶ必要があります。

一般的に解体に使われるユンボの幅は2m程度です。
道路や間口が2m以下だったり、道路上の障害物によって重機が通過できない場合は解体費用が高くなる覚悟が必要です。

●人通りが多い立地

商店街など、日中の人通りが多い場所では重機の乗り入れができず、道路幅員や間口が十分にも限らず重機が使えず、手壊しを余儀なくされることがあります。

●アスベストが使われている建物

アスベストとは「石綿」とも呼ばれるもので、読んで字のごとく非常に細かな繊維状になっている鉱石のことです。

以前は断熱材やスレート材、石膏ボード、吹き付け材などの建材に使用されていましたが、飛沫を吸い込むことで肺がんなどの病気の原因になることが判明したため、現在では石綿を使った建材の生産は禁止されています。

それでも古い建物ではアスベストを含んだ建材が使われていることから、解体時にアスベストを飛散させないように「石綿飛散防止条例」が定められています。

アスベストが含有されている建物を解体するには、飛散防止のための幕で建物を囲んだり、飛散防止剤を使用したり、水を撒きながら解体したりと、多量の付帯作業が発生します。

また、アスベスト含有材の廃棄費用は、通常の建材の数倍もかかります。

建物内にどの程度アスベストが使用されているかで解体費用は大きく変わりますが、通常の解体費用の倍以上かかる可能性は十分にあります

●敷地内・建物内残置物がある

解体する建物内の不要な家具家電(建物内残置物)や、敷地内の倉庫や石、樹木などがある場合は、解体費用にプラスして撤去費用が必要です。

建物内残置物の撤去費用
建物内残置物

個々の状況と業者によるので一概には言えませんが、
建物内残置物は1㎥あたり1万円~1.5万円程度で、樹木の伐根は1本5万円程度です。

また、残置物の中で実は処理代が高いのが、布団などの衣類です。

少量の衣類であれば燃えるゴミで捨てることができますが、量が多いために産廃業者にまとめて依頼すると産業廃棄物扱いになり、処分費用が大きく上がります。

大量の布団が残されていて、残置物の撤去だけで100万円以上いったことも実際にあります。

使える衣類は寄付したり、自治体の回収サービスを利用するなどして賢く処分したいところです。

●井戸や浄化槽、地中埋設物

敷地内に井戸がある場合は水抜きと埋め戻しで1カ所5~10万円程度で、水神様のためのお祓いをする場合は+3万円程度を見込みましょう。

浄化槽の撤去は7~15万円程度です。

また、建物解体時に昔の建物のガラや使われていない水道管などの地中埋設物が出てくることもよくありますが、当然その撤去費用は追加で発生します。

●地盤が大きく上がっている

地盤面(宅盤ともいう)が大きく上がっている土地の解体には、大量の土砂の掘り起こしと解体後の盛り土が発生します。

盛り土は1㎥(1立米)あたり7,000円前後の費用がかかるため、仮に100㎡の土地の80㎡の範囲に高さ1mの盛り土をするとなると、盛り土だけで80㎥×7,000円=56万円必要になる計算になります。

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