間取り図に『1418』『1616』などと浴室のサイズが記載されていたりしますが、これがどの程度の広さで、「普通」はどれくらいのサイズなのか分からないという声は多いです。
家を建てる、買うにあたって浴室のサイズは小さくないポイントで、特に体の大きな人にとっては浴室が狭いことが購入を見送る理由にもなりえますし、もちろん売るときにも「浴室が広々としている」というのは大きなセールスポイントになりえます。
ユニットバスのサイズ表記について解説しますので、家探しや家作りの参考にしてみてください!
■サイズ表記の意味
『1616』などのサイズ表記は、浴室内の短辺と長編の寸法を表しています。
末尾二桁の数字が大きいほど、浴室の横幅=洗い場が広くなります。

例えば一般に『1坪タイプ』と呼ばれる1616サイズの場合、①=1600mm、②=1600mmということを表しており、浴室内の面積は2.56㎡になります。
1坪=約3.3㎡なのに1616がなぜ1坪タイプと呼ばれるかというと、1616サイズのユニットバスを取り付けるためには壁芯面積で約3.3㎡(=1坪=畳2枚分)のスペースが必要になることから、『1坪のスペースに設置できるユニットバス』ということで1坪タイプとされています。
▼下図、壁芯の寸法1820mm×1820mm=3.31㎡に1616のユニットバスが入っています。

■サイズ表記一覧
一般的なユニットバスには以下のようなサイズがあります。
サイズ表記 | 浴室内寸法(m) | 坪タイプ | 浴室内面積 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1116 | 1.1×1.6 | 0.75坪 | 1.76㎡ | |
1216 | 1.2×1.6 | 0.75坪 | 1.92㎡ | 単身賃貸物件で主流 |
1217 | 1.2×1.7 | 0.75坪 | 2.04㎡ | |
1317 | 1.3×1.7 | 0.75坪 | 2.21㎡ | |
1418 | 1.4×1.8 | 0.75坪 | 2.52㎡ | 分譲マンションでは一般的 |
1616 | 1.6×1.6 | 1坪 | 2.56㎡ | 戸建てで最も一般的なサイズ |
1717 | 1.7×1.7 | 1坪 | 2.89㎡ | |
1618 | 1.6×1.8 | 1.25坪 | 2.88㎡ | 4LDKクラスのマンションでは採用されていることもある |
1620 | 1.6×2.0 | 1.25坪 | 3.2㎡ | 広い浴室にしたいときに使われがち。建売ではほぼ見ない |
1818 | 1.8×1.8 | 1.5坪 | 3.24㎡ | |
1624 | 1.6×2.4 | 1.5坪 | 3.84㎡ | 広い注文住宅や高級マンションで採用されることがある |
実際には規格がもう少し細かく決められており、建物の構造や設計の規格(尺モジュール、メーターモジュール)によって取り付けできない商品やサイズがあったりします。
・こんな人にはこのサイズがおすすめ
一般的なファミリー世帯の戸建てでは1616サイズ、1坪タイプであれば十分不便なく入れますし、1418サイズでも流通しているファミリータイプのマンションでは標準的な大きさなので、複数人で同時にお風呂に入らなければ十分な大きさと言えます。
お子様2人と3人で一緒に入りたいなどの要望がある場合は、洗い場の幅が大きくなる1618や1620サイズがよいでしょう。
(一緒に入らない歳になると持て余すかもしれませんが)
また、車椅子や要介護のご家族がいる家庭では、洗い場が十分に広い1624サイズの浴室だと安心かと思います。
家族構成や価値観に左右されますので、実際にユニットバスが展示されているメーカーのショールームなどで広さの感覚を確かめるのがよいでしょう。
ただし当然ですが、浴室の広さはその他の生活空間とトレードオフの関係にあります。
広々とした浴室というのは住んでて気持ちが良いものですが、特に建物が簡単に広くできない首都圏エリアの住宅では、浴室を不必要に広くし過ぎたために全体の間取りが魅力的なものでなくなる可能性もあります。
一般的な1418や1616サイズをひとつの基準に、それぞれの価値観と照らし合わせて選ぶようにするとよいのではないでしょうか?
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