高く早く売却するために売主ができること

ノウハウ・豆知識
この記事は約6分で読めます。

売主であれば誰しもが少しでも高く早く売却したいと思うはずです。

そのためには仲介会社に頼るだけでなく、売主であるあなた自身にもできることがたくさんあります。

中には「え、そんなこと?」と思うこともあるかもしれませんが、
多くの買主さんと実際に接してきた経験から、高く早く売るためのポイントをまとめました。

スポンサーリンク

まずは仲介会社選び

仲介会社選びの参考になる記事はこちら↓

雰囲気のいい会社

来店しづらい雰囲気、活気がない、笑顔がない

そんな会社から物件を紹介されても何だか響かない
そもそも雰囲気が悪かったから連絡もスルーしがち
言ってることも本当に信じられるか分からない

ということは実際にあります。

会社としての実績や実力も大切ですが、一般顧客は人や会社の雰囲気を思ったよりも重視しています。

雰囲気のいい担当者

担当者が接するのはお客さんだけではなく、他の仲介業者への応対もします。

お客さんが感じの悪い担当者からの紹介を受けたくないのはもちろんですが、他の仲介業者も窓口になっている担当者に横柄で雑な対応をされたら、
この人の物件は紹介したくないな」と思うことがあります。

もちろんそれが自分のお客さんにヒットしそうな物件ならば紹介しますが、
そうでもないなら後回しにしたいという意識が芽生えます。

実際に紹介しないかどうかは別として、もうその時点で売主さんにとっても物件にとってもマイナスですよね。

土地勘のある会社

そこに住むかもしれないお客さんは、物件自体の情報だけではなく、地域の情報を欲しています。

この辺りは夕方になると子供を迎えにくる親御さんが多い
あのお店は人気でいつも行列ができる
この通りは夜遅くても人通りがあるから夜道でも安心できる

など、生活のイメージを伝えられることは、それだけで物件の付加価値を上げることに繋がりますし、お客さんがあなたの物件を前向きに検討するための大きな材料になるでしょう。

写真センスのいい会社

不動産を探してる人の多くはネットで情報を見ています。

古いタイプの営業マンほど写真映りを軽んじている傾向にありますが、写真の撮り方が上手なだけで同じ物件でも印象が全然違って問い合わせの数が大幅に増えます

その不動産会社が預かっている他の物件情報を見て、その会社のセンスを見極めるのも大切です。

販売図面のセンスがいい会社

レインズに掲載したりお客さんに紹介するための販売図面も、物件の印象を左右する大きなポイントです。

ステキな販売図面であれば紹介されたお客さんも「何だか良さそうな物件だから見てみたい」となる可能性が上がりますし、
情報の内容を重視する仲介業者でさえも、図面上の写真や構成次第では「あまり良くなさそうだな」と紹介をためらうことがあります。

売主自らできること

全ての電気をつけておく

物件は第一印象がとても大切です。

内覧の予定があるなら、お客さんが玄関を開ける前に部屋のすべての電気をつけて、いつどこを見られても暗い印象を与えないようにすることはとても大切です。

カーテンを開けてより明るく

特にリビングがバルコニーに面している居室など、せっかく明るさが売りなのにカーテンが閉まっていたらどうしても暗い印象になってしまいます。

空間に入った瞬間に「わ、明るいですね!」となってもらった方がお客さんのテンションも上がります。

床にある物をできるだけ減らす

床に置いてある物が少ない方が部屋が広く見えます。

クローゼットの中は物が溢れていてもあまり気にされませんが、空間に物が溢れているのは印象面でいいことがありません。

細々としたものはできるだけ収納に隠しておいた方がいいです。

部屋の掃除をする

ホコリがたまっていたり汚れがそのままになっていると、単純に汚いと思われますし、「大切に住んでいない」と思われてしまうと損しかありません。

また水回りの蛇口や鏡などは、掃除すればピカピカになるのに「これは交換が必要だな」と思われてしまい、価格交渉の要因にもなりえます。

場合によってはクロスだけでも交換する

ペットを飼っていたり小さいお子さんの落書きがあったり、壁紙の汚れや臭いは物件の印象を大きく左右します。

中古の物件の場合は大なり小なりクロスが汚れているので、どのみち購入後に壁紙を交換する買主が多いですが、
あまりにも汚れがひどく物件の印象が悪くなっているようであれば、一番安い物で大丈夫なので、案内を入れる前に壁紙を交換することも検討したいところです。

笑顔で接する

実はお客さんは物件の物理的な条件だけでなく、売主さんがどういう人柄なのかめちゃくちゃ見ています

人柄が良い売主さんが住んでいる物件はきっと良くて、周辺住民と揉めたりもしていないだろうと思うのが人間の心理です。

逆に感じの悪い売主さんだと、せっかく物件は良くても何だか気が乗らず検討外になる、という人は驚くほど多いです。

売主さんの立場で考えても、見学しに来たお客さんが部屋を汚したり嫌な感じの人だったら「思い出の詰まった自分の家をこの人には売りたくない」と思うのではないでしょうか?

最終的には結局”人”なんですよね。

奥様同士で話が盛り上がって気づいたら契約になっていた、なんてこともあります。

売主ならではの情報を提供してあげる

住んでいて感じる良い面、悪い面はもちろん、
お隣に住んでいる人はいつも挨拶してくれて優しいですよ、
このマンションは同世代のファミリーが多くて子供連れに理解がありますよ、
あそこのスーパーは少し遠いけど安いからいつも使ってる、
最寄りのバスはいつも空いていて必ず座れるなどなど、

実際に生活をしているからこそ伝えられることを仲介会社と共有したり、内覧の立ち合い時にお客さんに話してあげるととても喜ばれます。

空室物件と居住中の物件がありますが、居住中の物件の良さは売主さんから生の声が聞けることで、特に家に長い時間いることも多い奥様は、それこそを期待していることもあります。

説明し過ぎない

人当たりが良くて内覧中に積極的に説明をしてくれる売主さんもいますが、
やりすぎると「売主さんに営業をかけられてる」と感じて引いてしまうお客さんもいます。

自分の家の良さを伝えたい!という気持ちはとても理解できますが、
説明は基本的には担当者からお客さんにしてもらうようにし、
担当者から話を振られたときや、説明不足を感じる時にポイントポイントで説明する程度にした方が良いと思います。

内覧中にどのように立ちふるまうかは、営業担当者のやり方にもよるので、事前に打ち合わせをするようにしましょう。

まとめ

写真の撮り方、掃除をするなどの物件の見せ方は”基本”として大切ですが、大金が動く不動産の売買では営業トークなどの表面的な部分だけでなく、会社や担当者、売主さんの雰囲気も見られているということを念頭に置いておきましょう。

仲介会社に任せたから何もしないで任せておけばいいではなく、「自分が買主ならどう思うか」という視点を持って準備をすることが、良い条件での売却に繋がります。

スポンサーリンク
役に立つ記事だと思われたらぜひシェアしてください!
筆者が運営するSNS/購読設定

コメント

タイトルとURLをコピーしました